CV: 菅沼千紗
「ケラケラ! おっこちてきた時は終いだと思ったけど、 それから何百年も浮世で遊べたんだから悪かねー。 このふれんずって体もムニムニしてて悪かねー。 せるりあんとやらを狩るのがまたたまんねー! へー、ライジュウってのもいんだ。 そいつもおっこちてきたんだって? とんだマヌケもいたもんだ。ケラケラケラ!」
寛政3年(1791)5月晦日の明け方に因州(鳥取県)城下に落ちてきたという記録が残る雷龍。大きさは8尺(約2.4m)、タツノオトシゴのような姿で足はなく、手の先には鋭く大きな爪、口には牙があり、胸には毛が生え、背中や腕は鱗で覆われていたようです。当時は未知だったであろう雷現象と結びついて誕生したと思われます。